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さすけのひとりごと


後悔した事をやり直せる
by sasuketoyumi
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2000年10月23日

6年前の今日、母が朝8時半ごろ倒れた。

直前まで普通に会話してたのに、バタンと音がして、掃除機が大きな音を立てて吸い込むような音が聞こえた。

自室にいた私は母に「何の音?」とたずねても、返事はなく、気になって見に行くと母は洗面所で倒れていた・・・。

声をかけても母は反応なくて、慌てて父に電話しようとしても、うまく携帯が使えなくて、半泣きになりながら電話した。

「本家のおじさんに来てもらえ!俺もすぐ帰る!」

父の怒鳴るような声。
50メートルほど先に住んでるおじに電話するにもまた、うまく出来なかった。

おじはすぐに来てくれた。
「救急車は呼んだんか!」

慌てて119番する。
電話越しの相手が、私を落ち着かせようとしてるのがわかった。
でも、私は一刻も早く救急車に来てほしくて、慌てて住所なんかを話した。

途中で見かねたおじが電話をかわってくれた。

父か仕事先から帰ってきて、顔色が変わった。
ただ母が転んだだけだと思っていたらしい。

すでに意識ない母を見て、父と私は母の名前を呼び続けた。

救急車が到着するまでに、そんなに時間はかかってなかったと思うけど、私にとっってはものすごく長い時間に感じた。

救急車が来てもなかなか搬送してもらえず、心電図やら脈やら救急隊員がしてくれてた。

救急車のサイレンの音を聴き次第に集まる、町内の人。

お願い、見ないで!って思った。
知った顔の人たちばかりだったが、このときばかりはうっとうしかった。

母はくも膜下出血だった。
大きい血管が切れたらしく、病院に着いたときにはすでに心停止していて、今夜が山場だといわれた。

父と二人泣いた。

一晩、ICUの個室に入れてもらい、私たち親子、母の姉妹たちと母と過ごした。

そして翌朝、母は逝ってしまった。
まだ49歳になったばかりだった。

親の死に目にあえたから幸せなんだろうか・・・。


もっと母に長生きしてほしかった。

お母さんに会いたいよ。
いろんな話したいよ。
母さん、痛くなかった?
寂しくない?
私は寂しいよ。
会いたいよ。

by sasuketoyumi | 2006-10-23 08:43 | 日々のこと
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